Acht

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未来の暮らしを構築する

少子高齢化や核家族化、時代の変化に沿ってライフスタイルの多様化と言われ続けてきた現代。ネットワーク技術の急速な進化により、働き方も変化している中で、住まうことと働くことの境界はより曖昧になってきました。特に 2020年は私たちの日常を激変させ、必ずしも暮らしの中心がリビングである必要がなくなり、仕事ができるスペースや自宅で運動できる場が中心になることも容易に想像できます。そんな中で、私たちは本来料理をつくるための場所であるキッチンスペースを空間のコアとして設え、エントランスから続く土間空間に大きなキッチンカウンターを配置しました。ここでは、料理をつくるという行為以上に、コミュニケーションの中心の場となり、作る、食べる、働く、迎え入れるなど社会とのつながりを包括できるような空間を生み出します。今、改めて住空間の多様性とはどういうものなのか、本来の意味を問い直し、その再考を重ねていくことが、新しい未来の暮らしに繋がると信じています。

Social Kitchen

エントランスから続く土間空間にw3600㎜のキッチンカウンターを設置。これまでのパーソナルなキッチンからほんの少し公共性を持った場所へ。食事をするダイニングスペースとしてはもちろんのこと、パソコンを持ち込んで珈琲片手に仕事をしたり、スツールに腰かけ料理を煮込みながらの読書もありです。親しい友人たちが自然と集まってくるようなこの場所の大らかさが居場所をつくり、人と時間をつなぐ新たな価値を生み出します。

Lounge Space

キッチンの奥にはラウンジチェアを置いてゆっくりとくつろげるスペーズを設けました。例えば、お気に入りの椅子に腰かけて好きな音楽を聴き自分の世界に没頭する。ここではあえて部屋名を設けるのではなく、この場所に置かれる家具や生活中で生まれる行為によって場所に名前がつくような住空間の在り方を提示しています。住まい手が自分らしく暮らすために必要な場所を自由に提言でき変化も許容する、そんな場所になってほしいです。

Desk / Bed Space

玄関から土間を抜け、視界が抜けるその先にデスクとベットを置くためのスペースを用意。この住戸で一番静かな空気を持っています。扉を閉めてしまえば個室になりますので、一人で集中したい時やWEB会議などにも最適。室内には3か所に窓がありますので、閉じていても外への開放感がある、とても気持ちのよい場所です。夜は、光を小さく灯してリラックスタイムを。

今回、家具・照明・小物のスタイリングをするにあたり大事にした事はちょうど良い心地良さ。
名作と呼ばれるものも使用しながらなるべく既視感が無いものを中心にあまり尖りすぎるのではなく自宅に帰宅して1日の疲れが癒されるのはもちろん、ほんの少しの緊張感も感じられる空間になる事を心掛けました。
キッチンを中心にした空間なので友人を招いてのパーティーや集中出来るワークスタイルの空間も兼ね備えた部屋になったのではないかと思います。

IMPREST TENJIN OAK TOWER インプレスト天神オークタワー / 福岡

クライアント
双日新都市開発株式会社
設計
STUDIOMOVE
施工
株式会社若杉建設
照明計画
株式会社モデュレックス
撮影
exp
スタイリング
Acht inc.